みなさんはPCでネットをするときにどのブラウザで見ていますか?
ちょっと古い(Windows7以前)のPCを使っている場合、まだInternet Explorer(IE)を使っている方がいるかもしれません。
しかし、それは危険とマイクロソフト自身が言っています。
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マイクロソフトが企業にInternet Explorerの使用をやめるよう要請。
マイクロソフトのサイバーセキュリティ関連のマネージャーのクリス・ジャクソン氏のブログによるとIEを使い続けることが企業にとって「技術的負債」になるというのです。
IEを使い続けることは、システムとブラウザの刷新を先送りにしているだけで、かえって余計なコストがかかっているということらしいです。
現在もIEが使われてしまう理由
ご存知の通り、Windows10からは「Edge(エッジ)」というモダンブラウザがWindowsの標準ブラウザとして搭載されています。
しかし、互換性を保つ目的で「Internet Explorer 11」も搭載されてるので、IEを使っている方もいるでしょう。
IE11が搭載されているのは、あくまでも互換性を確保するだけで、MSではEdgeへの移行を呼び掛けています。
Windows 10 においては、Microsoft Edge と Internet Explorer というふたつのブラウザーが搭載されていますが、弊社としましては、Internet Explorer との後方互換性が必要な業務 Web システムには Internet Explorer を利用いただき、Internet Explorer でなければならない場合以外は Microsoft Edgeをご利用いただくことを提案してきました。
この考え方は今も基本的には変わりはありませんが、現在の Web アプリケーションが古いブラウザーである Internet Explorer 固有の機能に依存している状態であれば、そうした依存性を無くし、最新のブラウザーである Microsoft Edge で閲覧できるように見直していただくことを、今からご検討いただくようお伝えをしていくことが、私たちサポート チームの使命と考えています。
IEを使っている人はどうしたらいいの?
一般の人でWindows10以降の方は、よほどのこだわりがない限りEdgeへに移行は完了していると思われます。(多分、標準設定で使うならEdgeが選択されるため)
Windows 7以前のOSを使っている場合は、できればPC自体を更新して新しくすることをお勧めします。
Windows 7サポート終了は2020年1月14日
Windows 7のサポートは、2020年に終了します。
つまり、2020年1月15日以降は、OSの脆弱性が発見されても不具合が見つかっても、基本的に修正プログラムは出されないということです。
いってみれば、穴が開いていても修理されるそのまま開きっぱなしということでとても危険です。
それ以前のWindows Vistaなどはすでにサポートが終了しているので、使い続けるのは危険です。
そろそろ買い替えなくてはならない時期だと思います。
IE以外のブラウザ
おススメするブラウザはGoogle Chromeです。
どうもIEもEdgeも好きになれなくて、Chromeを使っています。
Macを使うときもChrome。
ちなみに、Micorosoft EdgeもChromeと同じ「Chromium」ベースになるとの噂です。Chromiumベースとなることで、Edgeも最新のWeb標準技術が使えるようになり、「Edgeだと崩れる」とか「Edgeだと動かない」ということが少なくなると思われます。
ChromiumベースのEdgeは、Windows以外のOS(Mac OSなど)でも使えるという噂もあります。
公式にアナウンスされている以上、IEは卒業しましょう。
慣れているからとIEを使い続けたい気持ちはよくわかります。が、それだけに理由であれば、危険な古いブラウザから卒業して新しいモダンブラウザに切り替えて早く慣れることをお勧めします。
最初の心理的負担は大きいかもしれませんが、最初だけです。多分、すぐに慣れてしまうでしょう。
WordPressユーザーも「IEだと崩れる」という心配をしなくてもよくなります。また、EdgeがChromiumベースになることで「Edgeだと崩れる」ということも少なくなることが予測されます。
負担が軽減されるということですね。