動画

スマホ動画を作るときの手順とアプリ

スマホさえあれば、動画の撮影から編集、ネットへの公開まで簡単にできる時代になりました。

でも実際にやろうと思うとどんなアプリを使えばいいのかわからないということもあります。

そこで、どのアプリを使えばいいのかをまとめておきます。

目次

動画制作の手順

まず、動画制作の手順をお話ししておきましょう。

段階としては

  1. 準備
  2. 撮影
  3. 編集
  4. 公開
  5. 公開後の設定
  6. 拡散

というような段取りになります。

準備

撮影する前に準備が必要です。
具体的には、「動画で誰に何を伝えたいのか」ということを考えます。

ブログで記事を書くときも同じなのですが、伝えたい相手の姿をできるだけ具体的にイメージした方が話がまとまります。

例えば、性別や年齢、どんなことに興味を持っている人、どんなことで困っている人、どんなシチュエーションで見てもらうのか、その人の知識レベル(初心者なのか、ある程度知識があるのか、上級者なのかとか)などを書き出して、どんなひちが相手なのか具体化しましょう。

また、この動画で伝えたい内容も書き出しておきましょう。

最初に動画自体のテーマを考えます。ブログで言えば記事のタイトルです。
商品の紹介ビデオなのか、商品の使い方ビデオなのか、自己紹介ののか、会社案内なのか、何かのやり方のビデオなのかなど。

次に実際に話す内容を箇条書きにします。これが小見出しになってきます。
実際に話すときの台本のように一言一句を書く必要はないです。大まかに話す項目を羅列していきます。

三番目に、書き出した内容を話す順番に組み立てていきます。構成です。
ストーリーとして成り立っているか、順番はあっているか、矛盾はないか、過不足はないか、無理な飛躍はないかなどに注意します。

そして、重要なのは、最初に決めた伝えたい相手にあっているか、テーマ(タイトル)に合っているかを確認しましょう。
もし合っていなければ、最初の設定を見直すか文章の構成を見直すかして、食い違いがないようにしてください。

構成段階でいいのですが、説明するときに必要な小道具や別撮りの映像が必要であれば、それも書き出しておきましょう。
また、構成していて動画が長くなりそうな時は、前編・後編、パート1・2・3などと分割することもOKです。
誰がどんなシチュエーションで見るものかを考えて、適度な長さを考えてください。

構成段階で色々な食い違いがあると、動画の撮影や編集をするときに色々な迷いが出てきて、結果として誰向けでもない誰も見ない動画になってしまいます。

準備で使用するアプリ

特別なアプリは使いません。

メモアプリなどを使ってもいいですし、手書きでノートや付箋紙を使ってアイデアをまとめて下さい。

動画撮影

準備ができたら、撮影します。
どこで撮影するかも準備段階で決めておくといいですね。

構成した順番に撮影していきましょう。何度撮り直しても構いませんので、リラックスして笑顔を忘れずに!
あとで編集するので、小見出しや段落ごとに細切れで撮影して下さい。

撮影時に注意することは

  1. 撮影前にスマホの容量を空けておく
  2. スマホは横向きで撮る
  3. 固定して撮る
  4. できるだけ静かな場所で撮る
  5. できるだけ明るい場所で撮る
  6. 顔に影ができないように撮る
  7. 余計なものが映らないように撮る
  8. シーンの前後に余白を作って撮る
  9. 目線は、スマホのレンズを見る
  10. セリフは暗記して話す

細かいことは、別の記事にしたいと思いますが、スマホは必ず横向きで撮りましょう。なぜなら最終的に動画を公開するYouTubeの画面が横向きだからです。スマホは縦長で使うことが多いですが、動画は伝統的に横長の画面。
縦長の映像が出てきたのはスマホが登場してからで、歴史的に浅くまだまだうまい方法が見つかっていない状況です。縦長の映像は編集・公開時に左右に大きな何もないスペースができてしまいもったいないですし、幅いっぱいに拡大すると画像が荒れたり、上下がカットされたりと良いことがありません。なのでスマホは横向きにして撮影して下さい。

また、ずっと手に持って撮影すると手や腕が疲れますし、ずっと画面が揺れることになります。三脚スタンドなどを使うと良いですし、BlueToothリモコンがあると、セットしたスマホに触らなくても撮影の開始や停止ができるので便利です。

あとは、できるだけ静かで明るい場所で撮ります。スマホのマイクは周囲の音をものすごく拾います。人間の耳は賢いので必要な音だけを注意して聞くことができますが、スマホのマイクは周りの全部の音を平等に拾います。エアコンの風の音なんかも結構大きく拾ってしまいます。
必要で荒れば、エアコンも OFFにしたほうがいいです。

あとは別の記事で。

撮影で必要なアプリ

カメラアプリ

スマホに標準で入っているカメラアプリで十分です。
慣れてきたり、物足りなくなってきたら、ビデオ撮影用のアプリを色々探してみるのもいいでしょう。

でも最初は、標準のカメラアプリから始めましょう!

撮影で必要な機材

 スマホ三脚(スタンド)

スマホを固定して、同じ画角で撮影するには必要です。

充電器

ビデオ撮影は、画面を常に点灯させていることもあり、バッテリーの消費が激しいです。充電器やモバイルバッテリーがあると安心です。

撮影であると便利かもしれないもの

スマホリモコン

無線(BlueTooth)で接続するリモコンがあると便利です。最近はスマホ三脚や自撮り棒に付属しているものもあるので、リモコン付属のスマホ三脚を購入するといいですね。

イヤホンマイク(有線)

スタンドにセットしたスマホと被写体(自分)の間に距離があるため、スマホのマイクでは周囲の雑音を拾いやすくなります。
音源(口元)とマイクの距離が近ければ近いほど、途中の雑音が入りにくくなります。
イヤホンマイクを使えば、口元とマイクの距離が近くなるので声がクリアに収録できます。(ただ、音響用マイクとしての性能はイマイチ)
スマホの動画撮影は、ワイヤレスのイヤホンマイクには対応していないようなので、必ず有線のものを使って下さい。

オプションレンズ

広角のクリップレンズを使えば、ワイドで撮影できます。ただ、端になればなるほど歪むので注意が必要です。

動画編集

撮影が終わったら編集します。

編集といっても、基本的には撮影した映像のいい部分を繋いでいくだけなのでそれほど難しくありません。

編集方法はまた別に記事で。

編集が終わったら「書き出し」という作業をします。編集したものを1本の動画にする作業です。

動画編集で使うアプリ

iMovie

iPhoneやiPadで無料で使える高性能動画編集アプリです。
テロップなども入れることができますよ。
何と言ってもApple純正の安心感。

キネマスター

Android用の動画編集アプリで使いやすそうなものです。有料アプリです。

Adobe Premiere Rush CC

PhotoShopやIllustratorなどのグラフィックソフト、Premiere ProやAfter Effectsなどの映像制作ソフトなどプロユースの製品群を出しているAdobeから発表されたSNS向け動画編集アプリ。動画版のLightroomみたいな感じです。
とても高機能で、PCとの連携も素晴らしいのですが、重くてよく落ちることとと、買取ではなくサブスクリプションであることがちょっとネック。

動画編集時にあると便利な機材

充電器

公開

書き出した動画をネットに公開します。簡単言えばYouTubeにアップロードすることです。
スマホから簡単にできます。

YouTubeにアップロードするためには、Googleアカウントとチャンネルが必要です。

動画を公開するときに使うアプリ

YouTubeアプリ

いつも使っているYouTubeアプリがあれば、簡単にアップロードできます
アップロードするときに、動画のタイトルや説明文を入れましょう

公開後の設定

YouTubeに公開後、タイトルや説明文、サムネイル、公開設定を修正・変更することで、アクセス数や再生数をアップさせます。
動画のタイトルや説明文は、Googleの検索の対象となるのでSEO対策ではとても重要になります。

サムネイルは、ブログで言う所のアイキャッチ画像に相当します。
通常は、アップロードした動画の中から切り取られたキャプチャ画像が表示されますが、任意の画像に変えることもできます。
ユーザーが興味を引くような画像を作って、サムネイルに設定した方が再生数アップにつながります。
また、サムネイル画像の雰囲気を統一することで、あなたの動画というブランディングができてきます。

動画公開後の設定に使うアプリ

YT Studio

YouTube Studioは YouTubeのチャネルの設定やアップロードした動画の設定を編集するアプリです。
動画のタイトルや説明文を変更したり、サムネイルを変更したり、公開設定(公開・限定公開・非公開)を変更したり、動画を削除したりということができます。
また、アナリティクス機能(アクセス解析)があり、動画の再生回数や時間、どこまで見たかなど色々な情報を見ることができます。

動画を拡散

YouTubeにアップロードした動画を見てもらう方法はいくつかあります。

  1. ブログに貼る
  2. SNSでシェアする
  3. メルマガ・ステップメール
  4. その他
動画拡散にしようするアプリ

決まったアプリはありません。

ブログアプリやSNSアプリ(Twitter、Facebookなど)、メルマガアプリなどを使って拡散して下さい。

まとめ

必須アプリ

どれも無料で使えるので、iPhoneに入れておいて下さい。

スマホ動画制作に必要な機材

  • スマホ用三脚・スタンド

iPhone・iPadだけでできるカンタン動画集客ワークショップ

Demeniguis・ネットメディアワークスではスマホだけでできる動画制作のワークショップを開催しています。
4時間かけて、動画の撮影から編集、公開までできるようになります。

ぜひ参加していただいて、動画制作を自分のスキルの一つにして下さい!

スマホ動画ワークショップの詳細・お申込み

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